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瞑想を続けると、心の習慣から自由になる

2019年 5月14日

私たちは、ずっと「何かをしなきゃいけない」病にかかっている

朝起きて、会社に行く準備をする。これをして、あれをして、次にこれをして・・・。そして、会社では、仕事をするために、また、これをして、あれをして、次にこれをして・・・を繰り返す。帰ってきても・・・また同じ。1日中、いろんなことを「しなきゃいけない。」このときに、頭の中は、次の予定を考えて、未来のことを今を使って予定を組み立てていく。もちろん、それは必要なことなんだけど、本当に今必要なことじゃないことも、いろいろやっちゃうもんだよね。

実際に、「何かしなきゃいけない」病にかかると、自分の頭はスピードアップしていくばっかりで、自分の体調や姿勢や呼吸なんかも、ほったらかし。だから肩は凝るし、目は疲れるし、疲れは抜けないし、何かしらの体の不調がでてきます。体は正直に痛いサインをだすのに、私たちが立ち止まらないから、それを見過ごして、もっと悪い症状になっちゃう可能性だってある。

本当に大切なことはなんなのか?それには、スピードを緩めることが必要

1日中、いろんな情報が目や、耳や、会話や、5感から入ってきます。でも、それ全部が必要??それらの情報は、次の3つに分けられます。「今、必要な物」と「今、必要でないもの」と「あとで必要になるかもしれないもの」。でも、それらが分類できないままでいると、ずっといろんな情報に流されてしまいます。せっかくの今の時間をそれを処理することに費やす、無駄な時間に使うことになるかもしれません。本当に大切なことは何なのか?今、本当にやりたいことは何なのか?それを優先する生き方をしたいなら、「今」に集中することが大切です。

「考える」と「感じる」の違い

「考える」というのは、過去の出来事や未来の予定を、今の時間をつかって考えています。これが大体1日中おこなわれています。では私たちが「感じる」ときは、どうでしょう?過去や未来のことを今、感じることはできません。今、今、今・・・瞬間瞬間に感じています。耳をすますとき、目を閉じて自分の体調や呼吸の音を聴こうとするとき、自分がリラックスを感じているとき、、、など、それは「今」に集中しています。心を静かにして、「今」を感じること、それを練習するのが瞑想です。また、立ち止まって思考をながめて、頭の中の情報を整理整頓することも、瞑想で心が落ち着くことで、出来るようになります。朝に瞑想すると、それによって、1日の流れが、いい流れになってきます。

ありがとう(感謝)は、有難い

ちなみに、心忙しいときは、感謝を忘れてしまいがちになります。心に余裕がないと、いろんなことにイライラします。並んでいるときに、前の人がモタモタしていたりすると、ちょっと遅れるだけで腹がたったり。「なんでこんな当たり前のことができないんだ!」って。・・・でもね、じつは、ありがとうの反対の意味は、「当たり前」って言葉だって、知ってましたか?在るのが難しいから、「ありがとう」で、在るのが当然と思ってしまったら、「当たり前」となり、そこに感謝はありません。食事があるのが「当たり前」、仕事があるのが「当たり前」、夜寝たら朝来るのが「当たり前」など、なんでも在って「当たり前」・・・もしそう思ってしまったら・・・心にゆとりがなくなって、イライラに。感謝することは、自分のスピードを緩めるということなんです。

朝起きたら、一日始まることに有難う、だからその1日を有効に使うし、夜寝る前に今日1日が無事に終わることに有難う、たとえ色々大変なことがあった1日だって、それと同じ1日は決してもう起こらないんだから・・・。

「心の悪い習慣」はいつもいつもあります。完全に治せるものではありません。常にチェックして、気づくには、立ち止まる練習、つまり瞑想する時間が大切。別に長い時間瞑想しなくてもいいんです。でも、ほんのちょっと、自分の呼吸を感じる時間くらい、1日のうちにとってあげるのって、大事です。本当に必要なことって、「自分を感じて、自分の声を聴いてあげて、正直に動く」こと。したいこと、したくないこと、そして自分をいたわること、いつも自分の声を、正直に聴いてあげること、そんな瞑想タイムをもってみましょう。